群馬県商工会議所青年部連合会

群馬県文化振興課【許諾番号】許諾第06-07004号
群馬県商工会議所青年部連合会 
令和6年度 スローガン

志学交想
(しがくこうそう)

古市 和男

所信

令和6年度会長
古市 和男
「歴史を見直し見習うべき道を古に求め、先人の訓えを現代に生かし道標とする」という思いは、上毛かるたの制作に携わった浦野匡彦氏の想いです。終戦後の混乱と頽廃が郷土愛の欠如に至ることを危惧し、上毛かるたは故郷の風景、先駆者、歴史などから希望と教訓を引き出し、祖国再建の原動力となるべく制作されました。中でも、「つ・ち・ほ・ら」という国造り再興を願う4本柱の札には、郷土愛と誇りを持って道義国日本の再興を願う強い思いが込められています。
「つ」のつる舞う形の群馬県には、「鶴は千年という芽出たい鶴の背に乗っているのだから、これしきにくじけず天山越えて渡る鶴のように堂々と胸を張って翔け」と呼びかけています。また、「ら」の雷と空風義理人情には、終戦後名前を残せなかった偉人たちの信念は、道義と未来につながる重要な教訓となると伝えております。このように、先人達は子どもたちに未来を見据え、行動を起こすために必要な歴史的なメッセージを伝えたかったのです。私たち若者は、この歴史的な思いを継承し、広い視野を持ち、短期的な利益に囚われずに誇りと信念を持って行動することが必要です。文化の継承と新たな文化の創造を通じて、未来の子どもたちや地域社会に夢と誇りを残す使命を果たしていきたいと考えております。
今年度の群馬県連では、群馬県の素晴らしい文化や歴史、偉人たちの魅力を広く発信する絶好の機会が訪れます。令和6年度に関東ブロック大会ぐんま富岡大会、そして令和7年度に全国大会GUNMA伊勢崎大会(仮)が開催となります。この貴重な機会を通じて、私たちは郷土を愛し、誇りを持ち、次世代に自分たちの姿を示す役割を果たすことが求められます。大会はまた、メンバー同士が出会い、結びつく素晴らしい事が出来る場でもあります。全国各単会YEGメンバー一人ひとりが、自身の糸を織りなし、富岡製糸場で作り上げられた絹のように、強く美しい大会を群馬県連一体となり創り上げてまいりましょう。まずは、県内メンバー同士が一体となるよう努め、迅速な情報の共有を行いたいと考えています。また、ホームページやSNSを活用して、県外のYEGメンバーが、「群馬県連」の名称で検索すれば、群馬県連9単会における各地域の魅力がわかる情報を提供してまいります。これにより、群馬を訪れたことがないメンバーにも魅力を伝え、「一度は訪れてみたい」と思って頂き、訪れたことのあるメンバーにはリピーターになって頂けるよう努めてまいります。また、若手後継者等育成事業により自己研鑽の場を提供し、日本YEGや関東ブロックYEGに出向している県内外メンバーや先輩方と交流する事が出来る県連事業を開催し、その魅力を広めてまいります。
群馬県連全体のメンバーが一体となって行動し、先人達からの訓えを受け、対話と創造性を大切にして群馬の未来を切り拓きましょう。そして、次世代にその経験を受継ぎ、未来につながる糸を紡いでまいりましよう。最後に、先輩方やメンバーの皆さんのご協力に心から感謝し、「今日という一日を人生最高の日にする」様々な事業が行えるよう努めてまいります。一年間宜しくお願い致します。

(参考資料)

*ち「力合わせる百六十万」は現在二百万となっています。人口が十万人単位で変わる毎にこの札を変えてきました。国民・県民へのアピールです。



*ほ「誇る文豪田山花袋」は、無名の田山花袋の作品を読んでもらいたいという願いがありました。戦後の占領政策が日本民族の精神面に於ける弱体化を危惧していたため、無条件降伏した日本は、先人の努力と思いを胸に苦難に耐え、国民自身の勤勉努力と誠実によって、新生日本をいずれ担う子供達に日本の伝統習俗の復活と民族の誇りを取り戻す日を待つ思いを伝えたかったのです。

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